繁華街の真ん中に位置している「生田神社」の分社が、ポートアイランドに完成しました。
奈良時代の歴史書「日本書記」によると、生田神社は201年に創建されたとされていますから、1800年を越える歴史の中で、分社ができたのは初めてのことです。
ポートライナーの「南公園駅(IKEA・こども病院前)」から南側に数分歩き、県立こども病院の看護師寮の隣に建っていました。
分社は、高さ3mの節のない白木のひのき造りの鳥居と、社を構えています。
ポートアイランドが着工されてから50年の節目の年に、この人工島のほぼ真ん中に位置する場所に分社が造られることになったのは、氏子総代の堀さんの尽力があった、とのことです。
ポートアイランドには今まで宗教の施設がありませんでしたから、これからは、誰でも参拝できる拠り所ができたことを喜んでいる人は、氏子さんたちだけではないでしょう。
生田神社が、かつて新神戸駅の北側の砂山にあった時に洪水で布引の渓流が氾濫して流されそうになった時に、松の木が助けてくれなかった、ということから今でもケイダイには松の木がありませんでが、やはり新しい分社にも松の木はありませんでした。
2016-10-16